本年度４月より会長を務めさせていただきます「大澤　房男（おおさわ　ふさお）」と申します。

　磐田市自治会連合会は、平成17年の５市町村合併を機に新しく編成されました。本年度は合併後市制20周年に併せて記念すべき年を迎えています。

　編成時においては組織改正を含め多くの皆様の多大なるご努力とご苦労があったと聞き及んでいます。初代の杉田友司会長のご尽力によりまとめ上げた組織は、次の神谷五郎会長、そして村上勇夫会長、次に深田研典会長へと積み上げられ現在に至っています。この前任者の皆様のご努力とご献身には敬意を表すとともに、改めて次世代を担う重責を感じながらのスタートとなりました。微力ではありますが、どうぞ宜しくお願い致します。

　磐田市自治会連合会組織は、300の自治会が加盟し、29名の地区長、５名の副会長兼支部長、会長により構成され、市の自治デザイン課が事務局を担っております。自治会長の皆様には日頃より連合会活動にご理解とご協力をいただき感謝申し上げるとともに、安全で安心な地域の実現に向け、役員一同、一緒に地域づくりを推進してまいりたいと考えています。ご理解とご協力を宜しくお願い致します。

　さて、少子高齢化や人口減少が進む中で、これからの地域における諸問題の解決には、住民同士や地域間での交流がますます重要になると考えます。安全で安心な地域の実現に向け活動をしている組織が、市内23の交流センターを核とした「地域(まち)づくり協議会」です。

　地域(まち)づくり協議会は、概ね市内小・中学校区を活動範囲とし25の地域により活動しています。自治会長の皆様にも地域全体で行う事業への参加をお願いするとともに、自治会情報の発信の場として活用していただき、お互いの交流を図りながら、それぞれが抱える課題を共有する場として機能させることで、効率的な自治会運営と自治会長の負担軽減につなげていけるものと考えています。具体的な一例として「中学生以上全住民アンケート」という取組があり、主な内容は、協議会の活動内容の見直しや地域における連携・連帯意識の調査を行い、世代ごとに結果をまとめたものになります。実施後はアンケート結果を地域の中で共有し、持続可能な地域活動につながることを期待して取組を進めています。

　また、昨年度には市内協議会のまとめ役として「地域づくり協議会連絡会」が新たに発足し、協議会同士の情報共有の場として、また直面する課題をテーマとして検討が行われ、より良い地域づくりの実現に向け活動が進められています。 　

　今後、自治会連合会は地域づくり協議会連絡会との連携をさらに深め、自治会長を軸とした住民自治のまとめ役として、また、地域づくり協議会連絡会は各部会運営を軸とした地区共有事業の推進役として、地域力向上と地域づくりへの住民参加を促すことを目的として活動していきます。

　私は、地域の課題は地域自らの手で解決していくべきものだと考えています。更なる「地域力アップ」を目指してみんなで頑張っていきましょう。

　本文を最後までご一読いただき、ありがとうございました。宜しくお願い申し上げます。