地区長あいさつ
平成28年度より西地区長を仰せつかり2年目になります。
自治会の役割は『より住みやすく、豊かな地域づくり』の実現に向けた様々な活動だと思います。西地区の21自治会で力を合わせ、また連帯意識を図って地域的な活動を行っております。
さて地域の特色ですが、竜洋西地区はまさしく旧竜洋町の中心部です。天竜川河口東岸南端に位置し昭和30年には掛塚町、袖浦村、十束村が合併して竜洋町になりました。
その後平成17年に磐田市に合併しました。掛塚地区や国道150号沿線には住宅や商店が多いのですがその他の地区は住宅とともに田や畑が多く見られます。住民の勤め先は浜松方面が多く朝の交通渋滞は長年の課題です。
天竜川河口に位置する掛塚は『掛塚港』が明治の中頃まで使われていた天然の港で江戸時代には『遠州の小江戸』と言われました。周辺には今も廻船問屋が建ち並んでいた面影が伺がえます。当時は天竜川上流から良質な木材や物資を大量に運んでいましたがその後運搬は鉄道へと変化していきました。
当時の繁栄を今に伝えるのが貴船神社で行われる『掛塚まつり』です。9つの町内からの絢爛豪華な屋台が曳き回される。また白羽神社は倭建命(やまとたけるのみこと)と長白羽命(ながしろのみこと)をまつる古い社の祭典、屋台の曳き回しも行われます。
これらのお祭りを中心に老若男女が交流をし、地区、組の単位で親睦、つながりが出来てきます。しかしながら近年、高齢化、若者減少は運営上の大きな課題となってきました。
竜洋西地区自治会は21の自治会、平成29年3月末現在、世帯数は4,184世帯、人口は10,399人(外国人786人)、高齢化率は30.3%と人口減少と高齢化率がさらに進むと予想されます。
平成29年6月1日
自治会連合会竜洋西地区 地区長 吉野 博行
※「吉」は、下が長い「土」「口」が正しい。