支部・地区活動

リレーコラム

豊岡北地区自治会

<はじめに> 豊岡北地区長  原田 孝(2018年)

 豊岡北地区は磐田市の最北端に位置し、西側には天竜川、東側には浜松市天竜区から続くなだらかな山地に接しています。この地域は、明治から昭和にかけ野部村として養蚕の盛んな農業地域でした。昭和の合併により豊岡村となり、平成の合併を経て現在に至っています。

 地区内には、神田・栗下・本村・太郎馬・田川・川原・亀井戸・大楽地・合代島上・合代島下・新開・雇用促進住宅の12の自治会があります。現在地区内の世帯数は、1388世帯、人口は3881人で高齢化率は33.2%(平成30年4月現在)です。今後は、全国的な傾向と同じように更に人口減少と高齢化が進むものと思います。

 当地区は、今でも昔ながらの田園風景が残り、隣家や組を大切にする温かい近所付き合いが大切にされています。近年では、地域内に新平山工業団地や下野部工業団地が造成され、中小の企業も進出しています。これらの企業で働く人たちのために集合住宅も建設されましたが、多くの人が住める住宅団地が併せて造成されれば更に地域の活性化につながるものと期待しています。また、安全で安心して暮らせる地域づくりのために、北地区自治会が協力し数多くの活動を推進しています。

<豊岡北地区の景観> <新平山工業団地の様子>

 

★豊岡北地区全体での取組★

1あいさつ運動や見守り活動

 豊岡北地区自治会連合会では、地域の安全は地域で守ることを念頭に「あいさつ運動」や「子どもたちの登下校を見守る活動」を行っています。地域づくり協議会北地区防犯交通安全部会では、豊岡北小学校の協力を得て子どもたちの下校時刻一覧表を作成し、各自治会に配布する中で見守り活動の推進を呼び掛けています。

 また、豊岡地区全体では、毎月の第一水曜日の登校時に、一斉に自治会役員や民生委員・福祉委員・交通委員・ボランティアの皆さん方が通学路に立ち、あいさつや声掛け活動を行っています。

 

                  〈登校見守り声掛け活動〉                 〈下校予定時刻一覧表〉

2天浜線の草刈り作業と環境美化の活動

 天竜浜名湖鉄道(以下天浜線)が民営化された当時、地域の足として利用している天浜線をみんなで応援しようという声から、沿線の草刈り作業を各自治会単位で実施するようになりました。6月の「環境美化の日」の前後に行っており、秋にも草刈り作業を実施している自治会もあります。

 また、中学生の「郷土愛と環境意識の高揚」を図るため、健全育成委員と中学生が「環境美化の日」に自治会役員と協力して、地区の公会堂でゴミの回収や分別作業を行っています。

    

                 〈天浜線沿線草刈り〉          〈ゴミ分別を行う中学生と健全育成委員〉

3地域防災訓練の取組(12月)

 豊岡北地区には、2つの指定避難所があります。豊岡北小学校には4自治会が、豊岡中学校には8自治会が避難します。毎年開催している避難訓練時には、炊き出し訓練や仮設トイレの設置訓練を行ってきましたが、平成29年度より避難所運営班を中心とした訓練を行い、訓練内容を各自治会に分担して参加者一人一人が直接訓練に関わるように、内容を充実しました。

 豊岡中学校の場合、避難所運営班にそれぞれの訓練内容を提示しました。運営班の訓練内容を受けた自治会では、どんな訓練にするか話し合い、当日の日程、役割、準備物等を細かく検討しました。以下、それぞれの運営班が実施した訓練内容です。

 「体育館内の居住区の設置と通路の確保」「被災者受付場所の設置と受付名簿の記入」「避難情報の収集と伝達」「炊き出しと配給」「危険個所の点検と表示」「マンホールトイレの設置」「要支援者の担架や車いすによる搬送」「ボランティア受付と割り振り」

〈豊岡中学校避難所での活動〉

(訓練終了後の反省)

①運営班毎に、活動内容が違っていたので新鮮みがあり良かった。②例年、活動している様子を周りで見ている人が多かったが、今年は多くの人が訓練に参加していた。③各運営班で取り組んだ訓練内容を今後に生かすためにも数年は同じ体制で実施したい。


★自治会での特色ある活動★

1グリーンボール大会

 豊岡村時代に、村の推進スポーツとしてグリーンボールが各自治会で盛んに行われていました。このスポーツは、カーリングと似ていて芝生の上で行います。ルールは、全くカーリングと同じです。グリーンボール場は豊岡総合センター内にありますが、自治会内の親睦として現在も活動を続けているのは本村自治会です。年1回ですが、多くの人が参加し自治会内の親睦を深める中で楽しく活動が行われています。

〈グリーンボールを楽しむ会員〉

2幼稚園児の園外体験活動に協力

 地域内にウタリ沢という山から流れ出る小さな川があります。地域の人がボランティアで川沿いの小道を整備したり、川遊びできるよう浅瀬をきれいにしたりしてハイキングコースとなっています。この浅瀬では、幼稚園児が沢ガニ取りの体験をしたり水遊びをしたりと、幼稚園やこども園の園外体験活動で訪れています。地元の有志や自治会役員が協力し、園児が楽しく活動し易いよう見守っています。

〈ウタリ沢で遊ぶ園児〉

3地域の伝統を守る活動

 豊岡北地区には、昔からの地域の伝統や文化を守る取組をしている自治会が多くあります。

(1)地域の山中には、「不動尊」や「山の神」を祭る建物があります。昔からの不動尊信仰や山の神信仰が受け継がれ、現在も本村・太郎馬自治会では当番班を決め祭典や建物の管理を行っています。建物の中に残る木札には、江戸時代の年号も見れらました。

〈不動尊の祭典〉

(2)遠州地方の各地には、大念仏の保存をしている地区が多く見られます。当地区の大楽寺・合代島下自治会にも遠州大念仏の保存会があります。お盆には、自治会単位で初盆のお宅を回り供養を行っています。〈遠州大念仏(大楽寺保存会)〉

(3)栗下自治会では、地域の伝統や住みよい環境を後世に残す活動を続けています。毎年地域に桜を植樹する活動や林道を整備する活動、年末には小学生や保護者が参加し地域の年配の方々の指導を受ける中で、しめ縄作りや餅つきの体験活動を行っています。

 

                                    〈しめ縄づくりと昔ながらの餅つきを体験する会員〉

(4)地区内には、区有林を持っている自治会もあります。自治会では当番班を決め、下草刈りを毎年実施し森林の維持管理を行っています。

                                   (文責 原田 孝/2018年)

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